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(株)ワーク・ライフ・バランスの「女性活躍の誤解とポイント5か条」

2012年5月17日

 

今は友人の結婚式のウェルカムボード作成でいっぱいいっぱい、全然ブログ漫画描けないのでいつもとちょっと違う話題を。

 

(株)WLBって知ってます?

株式会社ワーク・ライフ・バランスって会社があるんですけど、ここの社長の小室さんって方が、なかなかいい事言うんですよ。

僕も会社自体は以前から知っていて、メルマガとかもとってたんですけど、実際に本人のお話を直接聞くまでは「なんかちょっとうさんくさいなー」って印象でした。だって社名が「ワーク・ライフ・バランス」って。しかも社長が美人すぎちゃって、なんかそういうのが前に出てて、「目立ってるけど、流行に乗っかってワーク・ライフ・バランスとか言ってみたいだけなんじゃないの!?」みたいな目で見ちゃって。

でも以前参加したファザーリング・ジャパンのフォーラムで実際講演を聞いて、考えを改めました。かなり感銘を受けました。話はとてもロジカルで、かといって正論振りかざすだけでもなくて、表現も分かりやすい。男に勝ってやる!みたいなノリじゃなくて、女性らしさを活かした感じでお仕事やってるんだなあ、というのが伺えました。いや、僕なんかより全然バランスもいいし、頭もいいんだなって。穿った目で見てた自分が恥ずかしかったです。

そんな小室さんですが、同社のメルマガにまたとてもいいこと書いてたので、引用します。

 

 

女性活躍の誤解とポイント5か条!

(以下、引用)

————————————–
【1:女性は管理職になりたくないのではない!】 
今「目の前にいる管理職のようにはなりたくない」だけなのだ。「責任と時間外労働は増え、残業代がつかなくなって、家庭が崩壊しているのが管理職だから」



【2:女性は採った時は優秀だが結婚や出産で意欲を落とすから・・というが、そのタイミングで意欲を落としているのではない!】

入社3年目ごろに社内を見回し、管理職には両立しているモデルが不在なことに愕然とし、結婚・出産すればキャリアは横ばいになる現実を知ると、今目の前の仕事の壁を乗り越えても、逃げても、行き先は横ばいのキャリアなのだから・・・と、頑張ろうという意欲がなくなるのだ。結婚・出産の時点でサポートしても遅い。入社3年目までにロールモデルのいる環境を。



【3:女性は仕事と家庭の両立が大変という理由だけで離職しているのではない!】

働く女性は、日々の仕事の中で、グローバル人材しか生き残れない現状を痛感するたび、自分の子どもの将来を考え、保育しかしてくれない保育園に預けていることに罪悪感を持ち、自分が仕事を辞めてもっと教育に時間を割くべきではないかと自分のキャリアを天秤にかけて苦悩するのだ。

これは保育所が最低限の教育しかしないから。質の高い保育と教育を兼ね備えた場所が完備されれば、子どもの教育を背負うことなく、女性は安心して仕事を続けることができる。



【4:短時間勤務で帰れたから、女性が働きやすいわけではない!】

実態は、家についてすぐにパソコンを開けてメールをよみ、仕事を続け、子どもとの会話なんて二の次といった状況の家庭が多い。育児女性だけ帰らせてあげても、結局組織全体が長時間労働しているのだから、それについて行かなければと焦って、心も休まらない。会社全体が時間内で成果を上げる体質にならなければ、短時間勤務なんてタダ働きが増えるだけ。



【5:転勤を嫌がる女性は上昇志向がないのではない!】

「転勤しないと偉くなれない」ことに合理的な理由がないからそれと引換になっている昇進は望まないのだ。転勤を経験しないと成長しない根拠などない。東京にしか事業所のない企業でも人は育つ。転勤可かどうかを職種の大きなハードルにするようなやりかたでは、介護も育児もすべて捨てられる人しか組織に残らないだろう。



以上5か条を踏まえた上で、勉強会の最後に小室が提言した一文がこちら。

「女性支援」を全面に出した政策は望んでいない!介護にフォーカスして男女ともに時間と場所の制約を持つ時代という考えを浸透させて欲しい!

————————————–

(引用ここまで)

 

僕の頭の中のなんかモヤモヤした違和感みたいなものをスッキリさせてくれた文章でした。

女性はきっと共感するところが多いでしょうし、これってまた働く女性をサポートする男性もいろいろ共感するところがあると思います。

 

ロジックで説明しないと伝わらない

日本の仕事社会は男性優位だった経緯もあり、男性に便利な習慣が作られ、それを元に仕事が回っていました。男性だけだった頃はそれでも良かったのですが、そこに女性が入ってきた段階でそこには「今までこうやってきたから、こうなんだよ」という感情論だけでは上手くいきません。仕事は「こういう理由があるから、こうなんだよ」というロジックで説明する必要があります。

男性と女性は物の捉え方や価値観が大きく違うので、特にビジネスにおいてはロジックを使わないと分かり合えないのです。

「10分の遅刻は遅刻なのに、10分の残業は残業にならないのはなぜ?」

「なぜ飲み会やゴルフは『仕事』の一環なの?」

「なぜ転勤をすることが出世の条件なの?」

ロジックを使って説明できなければ、それはもしかしたら間違っている価値観なのかもしれません。

 

「子育て社会」では男性が差別されている!?

なんか女性を擁護するような文章になってしまいましたが、これって全く逆のことが「子育て社会」にもあるんですよね。今の子育て社会は、仕事社会以上に男女差別が酷く、“まだまだ遅れている”。女性に優位な習慣ばかりが作られていて男性が非常に子育てしにくい社会です。女性の「今までこうだったんだから、こうなのよ」というのは、残念ながら男性には通用しません。

「3才まではママが一緒にいないと子供が可哀想」

「男は子供の微妙な変化を察知できない」

「PTAでは会長になって人前でしゃべるのは男の仕事、裏方で雑務するのは女の仕事」

「子供と遊んでる父親は“子煩悩キャラ”」

なんで?

勝手に決め付けられたり、勝手に役割をふられたりすることが多いですが、ロジックで説明してもらえないとほとんど理解も納得もできません。僕は男だから。

 

目指すところはきっと一緒だから

いや、感情でのコミュニケーションを否定しているわけではないです、決して。なんでも人ってのは行動の8割は感情からきてるものらしいです。感情を持って人と繋がる、分かり合うこともとても大事なことだと思います。

ただ、あたかも自分の考えは正しいと信じこんで、

「女も男と同じだけ仕事してもらわなくちゃ、でも男のルールでね」

「男ももっと育児に参加してもらわなくちゃ、でも女のルールでね」

っていうダブルスタンダードを振りかざして無意識的に人を傷つけることを言ったりやったりする人達がイヤでして(まあ僕もたまにそうなりますけど・・・反省)。

 

男も女も、「少しでも生きづらさが無くなって、子育てを少しでも気持ち良く、楽しいものに変えていきたい」という思いはきっと一緒。

仕事社会の男独占も、子育て社会の女独占も終わりを迎えているのだから、お互い自分の今までの価値観に固執せず、きちんとお互い感情論ではなくロジックで話し合いたい。そして客観的に現状を見て、悪しき習慣はなくしていきたいですよね。

 

そういう基本的な部分できちんとわかりあえてこそ、心の繋がりが作れると思うんですよ。

 

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